前の記事では、付き合ってからのデートを重ねる中で、少しずつ結婚を意識していった話を書きました。
一緒にいて安心できること。
自分の生活リズムにも合わせてくれていたこと。
行きたい場所や好きなお店の感覚が近かったこと。
そういう小さな積み重ねの中で、少しずつ「この人となら」と思うようになっていきました。
ただ、結婚を意識し始めたからといって、すぐに迷いなく前へ進めたわけではありません。
むしろ、付き合って半年くらい経った頃が、一番しんどかったかもしれません。
今回は、付き合って半年くらいの頃に、結婚について考えるほど苦しくなっていた時期の話を書いてみます。
この記事で書くこと
- 付き合う前から、結婚を意識する必要があると分かっていたこと
- 半年経った頃に、もっと時間が欲しいと思っていたこと
- 相手の貴重な時間を奪ってはいけないと感じていたこと
- 結婚したいのか、別れるべきなのか、自分に問いかけていたこと
- 頭の中の正論と、自分の本音がぶつかっていたこと
- それでも、離れるのは嫌だと思ったこと
付き合う前から、結婚を意識する必要があることは分かっていた
付き合う前から、結婚についてまったく考えていなかったわけではありません。
むしろ、付き合うならかなり真剣に考えないといけないことは分かっていました。
付き合う前の段階で、相手からは、次に付き合う人とは一年以内くらいには結婚を考えたいという話を聞いていました。
当時の僕は37歳で、相手は35歳でした。
だからこそ、お互いに、ただなんとなく付き合い続ける年齢ではないという感覚がありました。
年齢的なこともあり、ただなんとなく付き合い続けるというより、かなり真剣に向き合いたいという気持ちがあるのだと思いました。
そして、それは相手だけの感覚ではありませんでした。
自分の中にも、次に付き合う人とは、できれば一年以内くらいには結婚を考えたいという気持ちがありました。
もちろん、付き合ってすぐに何かを決めるという意味ではありません。
でも、ただ楽しいから付き合うというより、ちゃんと結婚を見据えて向き合う必要がある。
それは、自分でも分かっていました。
だからこそ、軽い気持ちで付き合うわけにはいかないと思っていました。
それでも、半年経った頃に「もっと時間が欲しい」と思っていた
ただ、実際に付き合って半年くらい経った頃、自分の中には「もっと時間が欲しい」という気持ちがありました。
彼女といる時間は楽しかったです。
一緒にいて安心もできました。
デートを重ねる中で、この人とならと思うことも増えていました。
それでも、いざ結婚というものを目の前に置くと、すぐに迷いなく進めるほど、自分の心は追いついていませんでした。
もっと時間が欲しい。
もう少し付き合ってから考えたい。
そんな気持ちがありました。
でも同時に、時間は勝手に過ぎていきます。
自分が迷っている間にも、相手の時間を使っている。
そう考えると、かなり苦しくなりました。
相手の時間を奪ってはいけないと思っていた
この頃、僕がかなり考えていたのは、相手の貴重な時間を奪ってはいけないということでした。
すぐに結婚したいと思えないなら、付き合い続けるべきではないのではないか。
中途半端な気持ちで一緒にいることは、相手にとって失礼なのではないか。
そんなふうに考えていました。
もちろん、彼女のことが嫌になったわけではありません。
むしろ、一緒にいたい気持ちはありました。
でも、結婚というものを考えると、急に重みが出てきました。
恋人として一緒にいることと、結婚することは、やっぱり少し違います。
結婚するなら、相手の人生にも深く関わることになります。
自分の仕事や生活リズム、家業のことも関係してきます。
それに、一度結婚するなら、簡単に離れるものではなく、ずっと添い遂げるものだという感覚が強くありました。
だからこそ、「本当にこの人でいいのか」と、自分の中で踏ん切りをつける必要がありました。
ただ、その時点では付き合ってまだ半年くらいでした。
一緒にいて安心できるし、離れたいわけでもない。
でも、今すぐに「結婚だ」と迷いなく決め切れるかというと、そこまで心が追いついていませんでした。
もっと時間をかけて見極めたい気持ちもある。
でも、時間をかけすぎることで、相手の貴重な時間を使い続けてしまうのではないかという不安もある。
その間で、ずっと揺れていました。
だからこそ、曖昧な気持ちのまま付き合い続けていいのか。
そこが、ずっと引っかかっていました。
同棲せずに結婚へ進むことも、悩みを大きくした
もう一つ大きかったのは、同棲してから結婚を決めるというより、同棲の期間を作らずに結婚へ進む流れを考えていたことです。
付き合う前から、相手には年齢的なことも含めて、長く同棲してから結婚を決めるというより、付き合っている間にしっかり見極めて、結婚へ進みたいという考えがあるようでした。
僕もその考えは理解できました。
年齢的なことを考えると、何年もかけてゆっくり決めるというより、付き合っている間にちゃんと向き合って、答えを出していく必要がある。
そういう感覚は、自分の中にもありました。
ただ、同棲せずに結婚するとなると、余計に考えることも増えました。
一緒に暮らしてみないと分からないこともあるのではないか。
自分の生活リズムに、相手は本当に大丈夫なのか。
家業である酪農の働き方や暮らし方を、結婚後も一緒に受け止めてもらえるのか。
そういうことを考えると、簡単には決められませんでした。
でも、時間をかけすぎるのも違う。
そこが本当に難しかったです。
もっと時間をかけて考えたい気持ちもある。
でも、時間を使いすぎることで、相手の貴重な時間を使い続けてしまうのではないかという不安もある。
この二つの気持ちの間で、かなり揺れていました。
半年経ったとき、自分にかなりきつい問いを投げていた
付き合って半年くらい経ったとき、僕は自分にかなりきつい問いを投げていました。
今すぐ結婚したいと思えないなら、別れるべきなのか。
かなり極端な問いだったと思います。
でも、そのときの自分は本気でそう考えていました。
結婚するなら付き合い続けてもいい。
でも、結婚したいと思っていないなら、すぐに別れた方がいい。
そんなふうに、自分の中で白黒をつけようとしていました。
今思うと、少し自分を追い込みすぎていたと思います。
でも当時は、それくらい相手の時間を奪ってはいけないという気持ちが強かったです。
自分が迷っていること自体が、悪いことのように感じていました。
迷っているなら、相手のために離れるべきなのではないか。
そんな考えが、頭の中でずっと回っていました。
頭の中では正論ばかりが聞こえていた
その頃の頭の中では、正論みたいなものがずっと聞こえていました。
年齢的に、早く決めるべきだ。
相手の時間を無駄にしてはいけない。
結婚を考えられないなら、すぐに離れるべきだ。
もっと若かったら、もう少し時間をかけられたかもしれない。
そんなことばかり考えていました。
もちろん、どれも完全に間違っているわけではありません。
相手の時間を大切にすることは、本当に大事です。
結婚を考える年齢で付き合うなら、真剣に向き合う必要もあります。
でも、正論ばかりで頭がいっぱいになると、自分の本当の気持ちが分からなくなっていきました。
彼女と一緒にいるとどう感じるのか。
離れたいのか、離れたくないのか。
もっと一緒にいたいのか。
そういう自分の心の声が、だんだん聞こえにくくなっていました。
「離れるのは嫌だ」と思った
そんな中で、自分に問いかけたことがあります。
本気で結婚したいと思えないなら、今すぐ別れた方がいいのではないか。
そう自分に聞きました。
すると、自分の中から出てきたのは、意外とシンプルな気持ちでした。
離れるのは嫌だ。
もっと一緒にいたい。
その気持ちは、かなりはっきりしていました。
結婚について迷っていないわけではありません。
将来のことを考えると、不安もありました。
でも、彼女と離れたいわけではなかった。
むしろ、まだ一緒にいたかった。
そのことに気づいたとき、少しだけ自分の本音に戻れた気がしました。
頭の中では、早く決めろ、迷うなら離れろ、という声が聞こえていました。
でも心の奥には、離れたくないという気持ちがありました。
その気持ちまで無視してしまうのは、もちろん違うと思いました。
相手に合わせすぎて、自分の気持ちが見えにくくなっていた
この時期は、相手のことを考える気持ちがかなり大きくなっていました。
それ自体は悪いことではないと思います。
でも、相手の時間を奪ってはいけない。
相手に申し訳ない。
早く決めないといけない。
そういう気持ちが大きくなりすぎて、自分の気持ちを聞く力が弱まっていた気がします。
自分はどうしたいのか。
この人と一緒にいたいのか。
結婚が怖いだけなのか、それとも本当に違うと思っているのか。
そのあたりを、ちゃんと分けて考えられていませんでした。
相手のことを考えるのは大事です。
でも、自分の気持ちを完全に置いていくと、結局どこかで苦しくなります。
この頃の僕は、まさにそんな状態だったと思います。
その頃は、正直かなりきつかった
振り返っても、その頃は正直かなりきつかったです。
彼女といる時間が嫌だったわけではありません。
むしろ、一緒にいたい気持ちはありました。
でも、結婚を考えるほど、どんどん苦しくなっていく感じがありました。
もっと時間が欲しい。
でも、時間を使いすぎてはいけない。
もっと若かったら、もう少しゆっくり考えられたのかな。
そんなことを思っていました。
たぶん、結婚したくなかったわけではありません。
ただ、結婚を決めるだけの覚悟が、まだ自分の中で追いついていなかったのだと思います。
気持ちはある。
でも、責任の重さに追いつけない。
その間で、かなり揺れていました。
それでも、付き合い続けることを選んだ
最終的に、その時点ですぐ別れるという選択はしませんでした。
離れるのは嫌だ。
もっと一緒にいたい。
その気持ちがあったからです。
もちろん、それだけで結婚を決めたわけではありません。
でも、その気持ちは、自分にとってかなり大事でした。
相手の時間を大切にすること。
自分の気持ちを無視しないこと。
どちらも大事です。
そのバランスを取るのは、簡単ではありませんでした。
でも、少なくともそのときの僕は、彼女と離れるより、もう少し一緒にいることを選びました。
そこからまた少しずつ、結婚やプロポーズについて考えていくことになります。
結婚を考えるほど苦しくなったのは、
彼女と離れたかったからではなく、ちゃんと向き合おうとしていたからでした。
付き合って半年くらいの頃、僕はそんなふうに悩んでいました。
次の記事では、そこからプロポーズを決めるまでに考えたことを書いてみます。